スカッシュの神様。012
第十二章「世界の壁」
「あ〜あまた負けちゃった」
「おじさん気にすることないよスポーツなんだし楽しくいかなきゃ」
「最近日本人選手なら数人にしか負けないのにな〜」
「スピードも反応も技術もコントロールも練習量も足の長さも顔の良さも違うんだし気にすることないよ」
「おいおい今どさくさにまぎれて顔の良さもっていったろう!」
「そんなこと言ったかな〜」
「どうすれば勝てるかな〜」
「どのショットも全部ニックに入れれば相手もミスしたり狙ったコースに打ちにくくなるからそうすれば」
「それが出来たら誰も苦労しないよ」
「イギリスの一流コーチに習えば?ブレッド・バターさんなんて教えるの上手いよ!」
「そんなお金ないよ」
「おじさんて女性とお金には縁がないからね!」
「またどさくさにまぎれて女性に縁がないっていったろ!」
「まあまあ子供の言うことだから」
「お前が言うな(プンプン」
「できるだけ世界のトップレベルの選手と練習や試合をすることと、強い選手の練習方法やメンタルな部分を知ってその選手以上に練習しなきゃ同じレベルには立てないだろうね!少なくてもおじさんは身体能力で負けてるんだからもっとスタミナつけなきゃ!秋のダイヤ改正に合わせて毎日パキスタンダッシュ100本増量」
「なんでJRに合わせるの?」
「・・・・・。」