スカッシュの神様。019
第十九章「カナダでスカッシュ」
「やったーカナダで2週間スカッシュや!スカッシュ人口密度世界一のトロントなんて最高やな!ジョナサン・カーンズとも出来るかな?」
「それはおじさん次第さ!今回参加した日本のスカッシュメンバーの実力を考えてまずB1,B2,B3のクラスに入ってもらってカナダのナショナルコーチからOKが出れば上のクラスにいけることになってるんだ。
上のクラスはA1,A2,A3,A4,A5あるからがんばらないとジョナサンとは出来ないね!正直言うと日本ランク3位だったおじさんでもB1で優勝できるか分からないし、A3以上はプロ並に上手いから遊ばれちゃうかもね」
「大丈夫俺のサムライショットが火を吹くさ」
「ちなみに下のB4,B5,C1,C2,C3,C4,C5,D1クラスに落ちない様真面目にやってよ」
「おっ!あの太ったカナダおじさんなら勝てるぞきっと!」
「ダメだよあの人はA3クラスですごいコントロールがいいから自分はほとんど動かず相手はおもいっきりたくさん動かされるそうだよ!スタミナつけなきゃ勝てないよ!」
「よしあのチビッコなら勝てるぞ」
「無理じゃないかな彼カナダのジュニアチャンピオンでこの間の世界選手権でおじさんがこてんぱんにやられた人にも余裕で勝ってたよ!だからまずB1の人に勝てるよう一歩一歩がんばりなよ!それが近道なんだから上手すぎる人とやっても訳が分からないうちに負けちゃうよ!相手も本気でしないしね多分!あれっおじさんがいない」
あっいた!
「ハーイあなたベリーキュートですね!僕とレッツエンジョイスコッシュプリーズ」あ〜あ女の子に声をかけるスピードならA1クラスだな全く・・・。