スカッシュの神様。023
第二十三章「究極のラケット?」
「おい大空もしかしてそれが新しくメーカーと共同開発した大空モデルのラケットか?」
「そうだよ!」
「でっ何がちゃうの」
「素材がウルティマムハイパーカーボンで折れない!トリプルスレート技術で面が安定していてパワーもでる。スーパーインテリファイバー搭載でねじれが1000分の1秒でもとに戻る。ローラー技術と少し角張った形状の採用でスウィートスポットが広い。スリーピース構造でグリップとフェースの間に地震対策用の素材を入れてるから振動がほとんどなく強いボールに負けない。それ以外にモア技術っていうのも採用してより使いやすくなってる。ガットも強くてスーパー形状記憶素材だから安定して使えるよ」
「なんかすごく上手くなりそうだな」
「確かに以前より力を入れなくてもいいし!コンパクトスイングで対応できるし安定してるからいいね!でもやっぱり自分の打点でスウィートスポットに当てるのが大事だね!Tエリアの確保と打点に早く追いつくフットワークと相手を追い込む技術や頭脳は今まで通りいるよ!当たらなきゃどんなにいいラケットでもボールは飛ばないだろ!」
「ボールを探知して身体をそこまで連れていってくれて自分の代わりに考えて打ってくれるラケットがありゃいいな!自分のところに近づいてくれるボールでもいいけどAUTOSQUASHなんてね」
「じゃあおじさんの引退式とAUTO SQUASH初代会長就任を祝って飲み会でもしますか」
「うんいいね!今度から森本会長と呼んで!」
「もしかして本気?・・・・。」